私がなぜ神様への献身をスポーツミニストリーを通して行うようにと導かれたのかを、お話しさせてください。
私自身、中学高校と部活動でバスケットボールをしてきました。中学2年生の時に洗礼を受けましたが、練習や試合でなかなか礼拝に行けず、部活と信仰との両立に難しさを覚えることも多くありました。
そんな中でコーチと私を含むチームメンバーとで衝突をし、結果的に部活を辞める決断をしました。
バスケットボールをする機会が減ってしまいましたが、クリスチャンの友人にバスケットボールミニストリーを紹介してもらいました。
そこでスポーツミニストリーに初めて出会い、この様な働きがあることを知りました。
今までスポーツと宣教が結びつくと考えたことも聞いたこともなかったので驚いたことを覚えています。そして関わる中で、共にスポーツをすることにより、その人の本来の姿が見えやすいこと、チームで一緒にプレイすることで人との関係が作りやすいこと、その関係作りから福音の話をする準備をしやすいことなど、関わる中でスポーツミニストリーの可能性にも多く気づかされました。
2016年から本格的にスポーツミニストリーを通しての働きを始めましたが、そのきっかけとなったのは高校時代に出会い、今共に働く大場元紀さんと再会したことでした。元紀さんと話している中で、日本の総人口のうち約80%はなんらかの形でスポーツに関わっているが、日本の教会はそこに福音を届けられていない現状があること、だからこそ選手やコーチが教会に来るのを待っているのではなく、彼らのいる場所に出ていく必要があること、マタイ9:37にあるようにそのための働き手が少ないことを聞き、家に帰って祈る中で明確にその働きに導かれていると感じ、献身する決意をしました。
2016年から昨年まではJiSPというスポーツミニストリーネットワークで事務局を担としていましたが、2022年からはFCAジャパンのフィールドスタッフとして、コーチや選手をサポートする働きを行なっていきます。
福音のためなら、わたしはどんなことでもします。
それは、わたしが福音に共にあずかる者となるためです。
コリントの信徒への手紙一 9:23(新共同訳聖書)
この御言葉はFCAのスタッフになる際に与えられた聖句です。
スポーツに関わる人たちは日曜日に教会に集うことが難しいです。しかし彼らも私たちと同じように神様によって招かれています。私にも経験がありますが、スポーツをやっている人の多くは常に競争の中にいます。そして自分の価値を勝利にしか見出せないスポーツ選手もいます。もちろんそこには学生も含まれます。この5年間スポーツミニストリーに携わる中で、そのスポーツの現場にいる選手やコーチに対して神様の愛を伝えていきたいという思いが強められました。
平和を築いていくことが出来るように、ぜひFCAの働きを覚えてお祈りください。