24年間、私は新年の抱負を捨て、代わりにその年のビジョンをOne Wordで表すことにしています。そう、長いリストも、願いや夢のページも、複雑でわかりにくいゲームプランもない。フレーズやステートメント、スローガンさえもない。たった1つの言葉です。One Wordで表すことで、レーザーのような集中力を発揮し、雑念を排除することができるのです。そして、それは人生を変えるということに他なりません。命を与えてくれるのです。
私たちは、シンプルさを追求する代わりに、複雑さに流されがちです。One Wordのエクササイズは、非常に複雑な世界にシンプルさと明瞭さをもたらす、私の1年を通しての焦点となりました。One Wordのビジョンを描くという訓練は、霊的、肉体的、精神的、感情的、人間関係的、経済的など、あらゆる分野で私を伸ばしてくれました。この訓練を通して、神様は様々な方法で私を変えてくださり、私の人生に真理と啓示をもたらしてくれたのです。
毎年、クリスマスから新年にかけて、祈り、日記を書き、神様が私に望んでおられる言葉を求める時間を設けています。私の願いは、単に良い言葉ではなく、神の言葉を持つことです。私が言葉を選ぶというより、言葉が私を見つけるのです。説明しましょう。私にとっては、電源を抜き、沈黙し、待ち、神様がご自身を現し、私の来年の言葉を示してくださるようにお願いする時間が必要です。アンリ・ヌーウェンの知恵は、私のOne Wordを発見する上で、とても真実味を帯びています。彼は、「力のある言葉とは、沈黙から生まれる言葉である」と言います。
2022年の終わりに黙って座りながら、私は主に 「2023年の私にどんなOne Wordを持っていますか?」と祈りました。そして、私は自分の心で「準備はできているか? 」という声をはっきりと聞こえたのです。その時、私は神様が 「語られた 」と思いました。これにより2023年の私のOne Wordは「準備」になったのです。
時代は複雑になり、狂気と混乱が拡がっています。YesがNoになり、常識が通じなくなり、悪が蔓延る。まるで私たちが目を覚ますと、一夜にして人生のルールが変わってしまったかのようです。パウロは2000年前にエペソの教会へ手紙を書きましたが、この言葉は今日、かつてないほど真実味を帯びています。(エペソ人への手紙5:15-16)
あらゆる状況の変化に対して、神様は私たち一人ひとりに「備えておくように」と呼びかけています。それは私に限った言葉ではなく、私たち全員への呼びかけだと思うのです。言われてその場で準備をするのではありません。「準備」とはすぐに使えるように準備しておくという意味なのです。ですからいつでも求めに応じられるよう備え、信仰の善戦をしていきましょう。(ペテロの第一の手紙3:15)
コリント人への第一の手紙16:13-14で、パウロは私たちに「備えよ」と命じ、奨励しています。 覚悟を決めるには、次の5つのことを進んで行う必要があります。
1. 「目を開いていなさい」(ペテロの第一の手紙5:8)。
2. 「信念を貫き通しなさい」(ユダの手紙3)
3. 「全力を尽くしなさい」(コロサイ人への手紙3:23)
4. 「粘り強く臨みなさい」(ガラテヤ人への手紙6:9)
5. 「止まることなく愛しなさい」(ペテロの第一の手紙4:8)
準備しようと思えば、日常のメンテナンスが重要になります。大切なのは、歩みの中で準備することです。
「神様の驚くような力が、どんなときにも発揮されるように、常に神様と接する生活を心がけましょう。常に期待に満ちた状態で生活し、神が決めたとおりに入ってくる余地を残しておくことだ。」 - オズワルド・チェンバース
準備ができているということは、毎日、救い主と深い関係を結び、それを培うことによって、よく生きた人生を送るということです。私たちの多くは、長期的な影響を与えるために霊的な投資をすることなく、その場の流れに身を任せています。これでは、霊的な煙に巻かれてしまうでしょう。私たちは、ただやり過ごすことを望むのをやめ、神が召されたときに奇跡的に私たちを用いてくださるように、自分自身を準備していきましょう。